前書き
この物件は筆者の私が、他社で2級建築士として働く妻と、理想のリノベ住宅を手に入れるためのコラムのような形で紹介します。
リノベ完成までのリアルな感想と共にご覧いただけると幸いです。
結婚前から「自分たちの家が欲しいね」と話していた私たち夫婦。
当初は新築の注文住宅を考えていましたが、ライフプランを重ねると、どうしても住宅ローンの負担が大きく、なかなか踏み切れずにいました。
そんな中、私は新築営業の仕事からリノベのコーディネーターへ転身。
「リノベ」という選択肢が加わったことで、私たちの家づくりの夢が現実味を帯びてきました。
↓↓完成写真は最後の方に掲載してます!↓↓
物件探しの苦労
物件探しは想像以上に大変でした。
私たち夫婦は、生活導線や子供の送迎、買い物や周辺環境などを考慮してエリアを絞りましたが、希望する広さや状態の物件にはなかなか巡り合えません。
特に「平屋のように暮らせる家」が理想でしたが、理想にぴったり合う物件は本当に少なかったのです。
2024年末、妻が一つの物件を見つけてきました。
矢原河川公園近くの団地にあるこの家は、敷地80坪で駐車場も十分、2階建てながら1階部分が広く、平屋暮らしが叶いそうな理想の物件でした。

現地を下見すると、屋根や外壁も良好で、外装の大きな改修も不要。
「この家は逃せない」と直感し、年明けには内見、すぐに購入を決めました。
家づくりでこだわったこと
私たちの家づくりのテーマは「暮らしを丁寧に楽しむこと」。
その結果、最近では珍しい「リビングなし」の間取りを選びました。
SNSでよく見るような「広々リビング」は私たちに必要なく、家の中心は料理好きの私にとって使いやすいキッチンと、その料理を楽しむダイニングスペース。

さらに、それぞれの趣味を楽しむための趣味スペース(ヌック+カウンター)
ゲームや読書、文章作成をするための趣味部屋も確保しました。
そして旅館ライクな寝室で、睡眠環境も徹底的に整えました。
こうして、夫婦二人と子供一人の私たちにとって本当に心地よい空間が完成しました。
完成写真:before/after
玄関


キッチンは雰囲気をガラッと変えました。


洗面台は玄関近くに移動し、造作しました。


和室の縁側を利用した趣味スペース(ヌック+カウンター)


その隣の和室は旅館ライクな寝室へ


だだっ広い和室は、仕切って趣味部屋と、収納部屋にしました。




さいごに
私たちの家づくりは、5年以上かけて少しずつ理想を形にしたプロジェクトでした。
「自分たちらしい暮らし」を大切に、妥協せずに選んだ物件と間取りだからこそ、毎日の生活が自然と豊かになっています。
こちらの物件は、タウン情報誌トライアングルさんでも掲載して頂きました。
是非合わせてお読みください♪