前書き|あの住まいが、ついに完成しました。
以前ご紹介した、グランドピアノとともに暮らす住まいづくり。
幼い頃から大切に弾き続けてこられたピアノを、新しい住まいにも迎え入れたい。そんなご夫婦の想いから始まったリノベーション計画でした。
陽当たりや動線、家族との距離感まで丁寧に考えながら、ピアノが“置かれる物”ではなく、“暮らしの一部”になる空間を目指して進めてきた今回の住まい。
そしてこのたび、ついに完成しました。
前回の途中経過編では、工事中の様子や計画の背景をご紹介しています。
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもご覧ください。
物件情報
所在地:山口県宇部市山の手町
建物種別:戸建て住宅
構造:軽量鉄骨造/2階建て
築年数:築32年
家族構成:ご夫婦+お子様2人+ワンちゃん
工事内容:フルリノベーション
検討背景:新築と比較検討のうえ、実家リノベを選択
ピアノの音が、日常になる家
玄関を開けると、やわらかな光が差し込むリビング。
その空間の一角に、自然と佇むグランドピアノ。

完成した住まいをご覧になった奥様は、静かにこう話してくださいました。
「想像していた以上に、ちゃんとこの家の一部になっていて嬉しいです。」
長く大切にされてきたものが、新しい暮らしの中でも変わらず居場所を持つ。
それは、単に物を残すこととは少し違います。
思い出や時間、積み重ねてきた人生そのものを、次の暮らしへ引き継ぐこと。
私たちは、リノベーションにはそんな力があると考えています。
性能を整えること。
使いやすくすること。
きれいに新しくすること。
もちろんそれも大切です。
けれど本当に大切なのは、住まい手の「好き」や「大事にしたいもの」が、これから先も自然に続いていくことではないでしょうか。
朝の支度中に少しだけ流れる音。
休日、家族がくつろぐ横で奏でられる一曲。
子どもたちがその音を当たり前に聞いて育っていく日々。
この家には、そんな豊かな日常がこれから積み重なっていきます。
私たちは、間取りや設備だけでなく、
“これからどんな時間が流れるか”まで一緒に考えるリノベーションでありたいと思っています。
完成写真
キッチン&ダイニング




桜の木が植えられたお庭を眺められるキッチン&ダイニング
元々、壁で仕切られていた洋間だったスペース。
その壁を取り払って、LDKへと生まれ変わりました。
階段下収納として使われていたスペースは、家族の一員のワンちゃんのスペースへ。


グランドピアノとリビング




完成見学会も開催中です|5月10日まで
今回、お施主様のご厚意により、完成した住まいをご覧いただける見学会を開催いたします。
写真では伝わらない空気感。
素材の質感。
音が似合う空間の心地よさ。
そして、「好きなものと暮らす家」が持つ豊かさを、ぜひ現地で体感してください。
家づくりをこれから考える方も、
まだ何から始めればいいかわからない方も大歓迎です。
新築か、リノベか。
広さか、場所か。
性能か、デザインか。
その前に、自分たちはどんな暮らしがしたいのか。
その答えを見つけるきっかけになる見学会になれば嬉しく思います。