暮らしの拠点を考える
家づくりは、建物をつくることではありません。
これから先、どんな暮らしをしていきたいかを考える時間だと、私たちは思っています。
今回のお客様は、結婚したばかりのご夫婦。
だからこそ、今の暮らしだけではなく、これから始まる人生そのものを見つめながら家づくりが進んでいきました。
休日はどんな時間を過ごしたいか。
家族はどんな場所で食卓を囲むのか。
子どもが生まれたら、どんな景色を見せてあげたいのか。
そんな会話を重ねながら生まれた住まいです。
暮らしの中心をつくる

この住まいの中心にあるのは、23帖のLDKです。
家事空間や寝室、和室をその周囲に配置し、自然と家族が集まる場所になるよう計画しました。
リビングの先には、大きな窓。
その向こうには、借景として楽しめる風景が広がります。
テレビを見るためではなく。
景色を楽しむためでもなく。
家族の何気ない時間を受け止める場所として。
このリビングは、これから続く暮らしの中心になります。
ご夫婦二人から始まる住まいづくり

インナーテラスは、この家の象徴的な場所です。
深く設けた軒は、夏の強い日差しを和らげながら、屋外と室内をゆるやかにつなぎます。
今は夫婦二人で過ごす場所かもしれません。
しかし数年後には、子どもたちの遊び場になるかもしれません。
シャボン玉を追いかける時間。
三輪車で走り回る時間。
それをダイニングやリビングから見守る時間。
この家は、そんな未来の風景まで想像しながら計画されました。
家事の先にある風景

この住まいには、ゆとりある室内物干しスペースがあります。
洗面脱衣室からつながる動線は、毎日の家事を助けるための工夫です。
しかし、その理由は効率だけではありません。
お庭の景色を大切にしたかったからです。
窓の外に広がる景色を、洗濯物で遮らない。
家の中で洗濯が完結することで、家族が楽しむ景色を守っています。
家事のしやすさと、暮らしの豊かさ。
どちらも諦めないための設計です。
家族とともに育つ間取り

子ども部屋は、将来二部屋に分けられる計画です。
何人家族になるのか。
どんな暮らし方をするのか。
それはまだ誰にもわかりません。
だからこそ、この家は余白を残しています。
未来を限定するのではなく、変化を受け入れるための余白です。
家族とともに成長し、変化していく。
そんな住まいを目指しました。
家族の物語が始まる場所

結婚は、人生の大きな節目です。
そして家づくりもまた、その先の人生を考える大切な時間だと思います。
この住まいは、今の夫婦二人のためだけの家ではありません。
これから始まる家族の時間。
まだ見ぬ未来。
そして何十年先の暮らしまで。
そのすべてを受け止める「拠点」として計画されました。
家づくりとは、建物をつくることではなく、暮らしの土台をつくること。
私たちはそんな想いで、この住まいづくりに向き合いました。
家づくりの前に、暮らしについて話しませんか?

私たちは、間取りや予算の前に「どんな暮らしをしたいか」を大切にしています。
家づくりを考え始めたばかりの方も、お気軽にご相談ください。